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「屋久島」の地産地消。
福岡県久留米市

天然田園温泉 ふかほり邸

福岡県久留米市三潴町西牟田6552
TEL:0942-54-6681
FAX:0942-54-6682
http://www.fukahoritei.com/
文・門上武司
写真・ハリー中西
※『スローフードな宿 2』(木楽舎刊)より


博多駅から車で約一時間。久留米市に入ると、周りの風景が少しずつ変化してくる。気がつくと長閑な田園が道路を囲んでいた。かつての日本はどこにでもこうした風景が広がっていた。久留米市は筑後平野にあり、九重・阿蘇連山を源流とする筑後川流域は肥沃な大地、米の生産量も多い。伏見・灘と並ぶ日本三大酒処で、いまも醸造メーカーが点在する。水と米が生み出す産物は偉大だ。

その長閑な田園風景の中にあるのが『天然田園温泉 ふかほり邸』である。敷地は約四千坪。母屋と離れがあり、母屋は築後百八十余年の旧家である。あくまで民家であることを大切にしながらのリノベイト。その邸主・内田弘さんに、まずは敷地内を案内してもらった。庭というか敷地と呼べばいいのか、とにかく広い。離れ以外にもいろいろな建物がある。邸内の工房では、天然酵母を使ったパンや国産無農薬大豆と天然にがりを使った豆腐が毎日造られている。小さな図書館、暖かな火がともる囲炉裏、陶芸造りを愉しめる体験工房もある。果樹園や畑では人懐こい山羊にも会える。

母屋
邸主の内田さんが縁あって譲り受けた築180年余の古民家を改築し、母屋として利用している。どこか懐かしい雰囲気を残しつつも、内部はゲストが快適に滞在できるよう、細部に至るまでリノベイトされている。

「僕が思う理想郷をつくりたかったのです。ここで、私たち日本人はかつてこういった生活をしていたんだということを感じでもらいたい。旧家をリノベイトしましたが、新たなものも加えています。新旧の融合があってこそ、現代人のニーズに応えることができますから」と。そのしつらえは、実にすばらしいものであった。離れの各部屋、大きさが違えば、意匠も異なる。無農薬の畳や漆喰の壁、柿渋で色付けされた柱など、各所各所に内田さんの思いが込められている。

ひとりで庭を散歩する。これまでの旅とはいささか違った贅沢感を味わった。露天風呂、その開放感はまさに天然田園温泉の名前にふさわしい。いつ入ろうか。食前・食後という気もするね。散歩を終えて部屋に入りベランダに出ると、木々の香りや土の匂いが漂ってきた。撮影を終えて戻ってきたハリーさんとふたり、ベランダでしばし無言の時を過ごす。僕はいったん露天風呂に入ることにして、室内と露天を交互に愉しむ。湯がとろりと身体を包み込んでくれる。温度もピタリ。ただただ身体を緩めることに専念する。一方胃袋は活発に動き出し、食事を求め始めていた。

地下500mから湧出する天然温泉 敷地内の地下500mから湧出する天然温泉につかりながら、これから供される料理の数々に思いを巡らせるのも、至福のひと時。

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