
バードライフ・アジアは日本、中国、台湾、フィリピン、タイ、マレーシア、ベトナム、カンボジア、インドネシア、シンガポール、インド、ネパール、スリランカ、ロシアと、アジア13カ国14地域のNGOとパートナーシップを組み環境保全活動を推進する環境NGOです。
1922年に英国で発足したバードライフ・インターナショナルのアジア部門として、2002年に東京に事務所を開設しました。
それまではアジアの本部はインドネシアのボゴールにありましたが、アジアの環境保全促進を強化するために日本に事務所を移しました。世界レベルでは113ヵ国に250万人のネットワークを持っています。
■ 態系の頂点に位置する「鳥たち」を指標に、森や湿地、里山や海の保全活動を行う。
バードライフは、鳥類が生態系の頂点に位置することから、鳥を生態系をはかるよい指標と捉えています。鳥類の状況を調べることで、その生息環境である森や湿地、里山、さらには海の状況を把握することができ、生態系保全のための提言や保全活動を行うことが可能となります。
バードライフのこの考え方は「IBA:Important Bird Areas(重要自然環境)」によく現れています。IBAは鳥を指標にして、世界中同じ基準で生物多様性保全のために重要な地域を選出します。現在、世界中で10,488ヵ所が選出されており、内2,343ヵ所がアジアにあります。
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<鳥類にとって重要なアジア>
アジア地域には、極地のツンドラから熱帯雨林まで実に様々な生息地が含まれ、鳥やその他の生物の多様性が極めて高くなっています。
アジアでは約2700種の鳥が見られますが、それは全世界の4分の1を超える数です。 |
IBAの目的は指定そのものではありません。生物多様性が高い地域を保全することが重要で、そのため各国政府に保全や管理計画を策定することを求めています。また実際にどう保全したらよいのかは地域や場所によって異なるので、地域の人々によるボランティア組織をつくり、話し合いを重ねながら合意点を見つけていきます。
計画が固まったら、保全活動に従事するのは地域の人々です。バードライフは地域の人々が自主的に、また継続的に保全活動を進められるよう人材育成のためのワークショップも開催しています。行政の理解と支援があり、地域の人々が環境保全は重要との意識を持って活動を継続して始めて保全活動が効果を発揮します。
最近は地域の人々が自然資源を持続的に使いながら収入を得られるアグロフォレストリーやエコツーリズムなどの地域支援活動にも力をいれています。
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