
アジア最大の熱帯雨林ボルネオは、223種の哺乳類など多種多様な動植物が生息する「生命の宝庫」で、「ワールドクラスの生物多様性」(WWF)といわれています。しかし、この50年間で熱帯雨林は急激に減少、小さく分断化され、オランウータンなどの野生動物は絶滅の危機に瀕しています。
BCTジャパンは、マレーシア・サバ州野生生物局、現地のBorneo Conservation Trust(BCT)などマレーシアの人々といっしょに、緑の回廊、オランウータンの吊り橋、野生生物レスキューセンターなどをつくり、ボルネオの生物多様性保全を目指しています。
木材やゴム、パーム油などボルネオの豊かな資源で、日本人は豊かで便利な生活を送ってきましたが、同時にボルネオの自然環境や野生動物に大きな負荷をかけてきました。今まで資源を利用させてもらっているのだから、今度は「ボルネオへの恩返し」をしようと考えています。
■ 分断化された森をつなぐ「緑の回廊」プロジェクト
生息地である森林が分断化され、野生動物は限られた地域内で繁殖せざるをえず、遺伝子の多様性が失われてしまいます。また、野生動物が森から森へと移動する途中、プランテーションや畑を荒らしたり、人間によって傷つけられるなど地元の人とのトラブルが増えてきます。
緑の回廊は、キナバタンガン川・セガマ川沿いの土地2万haを確保し、分断化された森をつなぎ、野生動物たちが自由に移動できるようにするものです。

BCTは土地利用政策の見直し、違法開拓地の法的収用などアドボカシー活動も含めさまざまな方法での土地確保を行っていますが、BCTジャパンは土地購入資金を集めて、BCTに寄付して、BCTの名義で土地購入をしています。
BCTジャパンは「200円で畳1枚の森を買って、オランウータンにプレゼントしよう」と全国の動物園、学校などでキャンペーンを行い、2010年までに市民やサポート企業の協力で約20haの森を獲得しました。
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